いちじく 2種類の天麩羅レシピ 簡単3つのコツ 

簡単3つのコツ

①皮は薄くむく

②切りつけは輪切り

③薄衣で2分揚げ 胡麻との相性最高!

■いちじく

いちじくは甲州煮としてワインで煮られることが多い食材です 今回紹介します天麩羅も初夏の日本料理を代表する献立です

いちじくは傷みやすいので注意が必要です 特に天麩羅には熟した実は適しません ほどほどの硬さがある無花果を用意しましょう

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皮をむく際に、皮を引っ張ってむくと、実に穴が開いてしまいます 中の実が油の中に流れでてしまうので引っ張ってむかずに、りんごの皮をむくようにむいてください

皮をむく際の白い液は、皮膚を溶かします 大量の調理は手袋をしましょう

いちじくは胡麻と相性が良い食材です ほのかな甘さがとても胡麻の香りとあいます 今回の天麩羅も胡麻をまぶして揚げる利休揚げを作ります 胡麻料理を利休揚げというのは、千利休が胡麻の料理が好きだったのがその名の由来です 普通の天麩羅も揚げてゆきますので、コースやお客様の内容によって、天麩羅を使い分けてみてください

■いちじくの皮むき

皮をむきます りんごの皮のように、薄くむいてください できるだけ、実に穴を開けないように注意しましょう 白い液は手荒れします 注意しましょう

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全体がむけたら、天地を落とします できるだけ少なく落としてください 中身が揚げている時に飛び出してしまいます 穴を開けないように少なめに落としています

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輪切りにします 切る方向が大切です 縦方向よりも横方向がオススメです また、包丁を滑らせて切ってください 上から押して切ると実がつぶれてしまいます 静かにすべらせるのがコツです

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切れましたら粉をうちます 日清製粉 菓子用小麦粉 スーパーバイオレット <薄力粉> 2.5kg_を使用します まんべんなく粉を打ちましょう 中身や水分が出るのを防ぎます
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衣をつけます 衣は薄めです 薄く短時間で揚げます

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普通の天麩羅はこれで油に入れます 今回は利休揚げをします 胡麻をまぶします 黒胡麻と混ぜても良いでしょう

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まんべんなくまぶしてから、油にいれます ボーソー キャノーラ 白絞油 16.5kg 【1斗缶】  ※1缶につき1個口の送料を使います 2分揚げます 切り口を見せてたいので半分に切ります

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盛り付けをしてゆきます ししとうを一緒に盛っています 季節柄、万願寺などを使っても良いでしょう 南瓜も胡麻とは相性があいます 夏野菜ですし・・・

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シンプルな天麩羅の場合・・・胡麻をまぶさないで揚げてゆきます 粉打ちと衣のみです

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盛り付けをしてゆきます

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中の水分が出る前にお客様に提供しましょう 時間との勝負です どんなにカラッと揚げてもいちじくは中の水分が出てきます 注意が必要です 天つゆで勧めても良いのですが、ごまタレなども可能です 工夫しましょう

その他のいちじくレシピです

いちじくコンポートレシピ 簡単3つのコツ 

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