日本橋 ダシ一杯100円 「にんべん だし場」であらためて気が付いた事

にんべん

1699年(元禄12年)に創業された老舗のかつお節屋

一般家庭用には「つゆの素」や「フレッシュパック」「ソフトタイプふりかけ」などを全国で販売している

業務用では、削り節、だしパック、液体調味料・つゆ類等を料理店や給食等へ販売している 海外にもアメリカを中心に東南アジア、オセアニア、EU諸国に商品を販売 通販事業としては「にんべん楽天市場」で小売りを行っている

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古くのにんべんは高津伊兵衛が1699年(元禄12年)20歳の時に日本橋四日市の土手蔵(現日本橋一丁目野村證券の本社付近)で、戸板を並べて鰹節と塩干類の商いを始め、その後1704年(宝永元年)、小舟町に鰹節問屋を開業 そしてさらに 室町2丁目に鰹節の小売の店を出す この場所が現在のにんべん本社位置である

COREDO室町

にんべん本社の地にCOREDO室町はある このCOREDO室町は三井不動産が中心となって進めている日本橋再生計画の一環である コレド室町、コレド室町2、コレド室町3と3つのコレド室町はいずれも隣接している 3館合計で年間の来館者目標は1700万人、年間の売り上げ目標は110億円としている 日本橋は今、再び大きく変わろうとしている 日本橋上部の高速道路も何度か問題視されている 日本の道路の起点、日本国道路元標がある日本橋 今後の変貌が楽しみだ

日本橋 だし場

そんな、にんべんが日本橋に「日本橋 だし場」という店を出している 「だし場」と名の付く店舗は他にも2店舗ある 「日本橋 だし場 羽田空港」「日本橋 だし場 はなれ」と合計3店舗 近頃、高速道路のサービスエリアや銀座でも展開をしている 詳しくは調べてほしい

では、どんな店か?

その名前の通り、にんべんが最も得意とする「だし」を発信するアンテナショップである

日本食の基本のだしを手軽に飲めたり、購入したりとなかなかの追及ぶりが新鮮である 現代の家庭ではだしはあまり重要視されていない 科学調味料や洋風の料理が増えたせいで、だしの取り方を満足にしらない主婦が増えている 煮干しも以前はみそ汁の定番だしであったが、今では味噌の中に「だし入り」として含まれている そんな、日陰のだしがここでは主役に復活している 和食の世界に生きるものとしては何ともありがたい 拝みたい気分だ

 

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和がある 風景

だし場の意味合い

だし場に行って改めて気が付いたことがある

かつおは「発酵食品」である

かつお節は味噌や醤油と並ぶ発酵食品 そのことをつい忘れていた 手間をかけて職人の手で作っられる伝統食品完成までに半年以上の月日を要している 日本の知恵の固まり あらためて、凄いことだと気づかされた

高たんぱく低脂肪、ビタミンB6 B12をはじめミネラル、鉄が豊富に含まれている 旨みがある、そんな当たり前が、塩分を控えた料理でもおいしくさせてくれる

カツオに感謝である 健康食品の元祖かもしれない

しかし、もっと他にも改めて気が付いたことがある

それは記事の最後に

だし場の楽しみ方

 

ご飯メニューがある

何といっても かつおぶしめし、が良い ご飯の上に削りたての鰹節がたっぷりのっている うまいに決まっている 日本人にとって白飯に「海苔」「卵かけ」「かつを」「梅干し」はしびれるほどメロメロになる にんべんは良く知っている 「かつ節ご飯」 その美味しさを自信をもって提供する、一流料亭も敗北する美味しさだ

 

おでんがいい

360円 だしのきいたおでんがある これが馬鹿にできない うまい コンビニのおでんが何なの?と思える 打ちのめされる美味しさだ

ランチメニューがある

毎月メニューが変わる 一例だと

みそ汁風青さ鳥だんごスープ

野菜たっぷりちゃんこ風スープ

鯛飯出し茶づけ

こんかつ飯(昆布とかつお)

バター醤油ご飯

チキンとキャベツ和風ポトフ

など じつに楽しい

お弁当がある

彩だしご膳 人気の限定弁当である 2段の弁当箱で880円 おかずが何とも楽しい

そして「日本橋 だし場 はなれ」がある

一汁三菜の料理が楽しめる ほっとする味わいの料理 もちろん主役は「かつお」「昆布」などのダシ

具沢山だしスープ、だし炊き込みご飯、季節の惣菜等おおいに楽しめます

かつお節だしを効かせた「和風のだし炊き込みご飯」がおいしい 是非食べてほしい

 

そして改めて気が付いたこと

本枯かつを節でとった出しを飲める

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このカップで100円

これは、新感覚のだしの出会い方だった

小さなカウンターがある

エプロンを付けた女性に注文を告げると温かい出しを、カップに入れてくれる

近くのテーブルには塩と醤油がコーヒーの砂糖やミルクのように置かれている 好みで味をつけて飲む セルフ吸物である

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醤油 塩 なんとも楽しい

これは是非体験してほしい

正直に言えば我々、日本料理のだしとは違う 加工されて味である 作られた味、そんな風味がする 我々のスーと入る感じや香りとは違う

しかしこれは経験に値する だしの美味しさを肌で感じられる そして嬉しさがこみ上げてくる

だしが主役 そんな単純な正解がここにある

なんと1杯 100円である かつお節だし かつおと昆布だし 2種類がある

改めて気が付いたこと

もう一度言う 料理人にも大切なこと

だしが主役



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