シリーズ「捨てない料理」 ゴミ箱料理人 無駄をなくす工夫 「ミョウガの忘れ物」を試す

シリーズ「捨てない料理 ゴミ箱料理人」について

素材を大切にする

食材を料理して食することは命をいただくことです

感謝の気持ちで無駄なく命をいただきましょう

そのための、料理を考えます

 

無駄にするな
そう言われて職人は育ちます
素材を残さずに使う
無駄なく使い切る
なぜそのように教育を受けるのでしょう 理由を考えてみましょう

まず最初に思い浮かぶのは
命への感謝です
人は動物や植物の命をもらって生きています その無二の命に感謝するために、食材を大切に使います

次に生産者への感謝です
お米を残すと目が潰れる、と聞いたことがある方も多いと思います お百姓さんに感謝する気持ちから大切に食材を使います

原価や利益のため
経営、利益などを考えると食材の使い方もシビアになります

ゴミを削減のため
地球のため 環境のため 今を生きる我々の大切なテーマです

さあ、今日の「ゴミ箱」を覗いてみましょう

今日の食材は
「みょうがの忘れ物」です
料理人が仕込んでいる時に出るロスやゴミではなく、生産した時に出るロス、いままで捨てていたゴミの部分を生産者が工夫をして生み出した食材です

発想が新しい、ぜひ利用したい茗荷です 詳しく見てゆきます

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高知産 茗荷が有名です

基本情報

産地 高知県

名称 みょうがの忘れ物

ラベルの説明書き

地元高知で食べられているミョウガを収穫して残った忘れ物「みょうがの茎」です 通常のみょうがと同じように使えます 高知の特産品、旬のみょうがを是非お試しください

食べ方の説明書き

みじん切りにして醤油や鰹節と混ぜてごはんと一緒に

かつおの叩きや冷奴みそ汁などの薬味に

甘酢漬けや天婦羅に

何しろ安い

ゴミとして捨てられてた部分です 普通のミョウガの30分の一の価格です ワンパックの価格で30パック変えます

ミョウガのどこ?

ミョウガを採集した後に残る茎だから、ゴミです もととは捨てられる部分を集めて販売しています 花ミョウガを採集すると茎の部分が残ります これを、洗って、パックに入れて販売しています

外観を見てゆきます

パックに入った状態です この状態でなんと150円 有名なスーパーで買いもとめました 通常のミョウガは3本150円、「みょうがの忘れ物」は30倍で150円 なにしろ大量に入っています

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大量パックです

中身を詳しく見ます

確かに茎 摘みっとった花の部分の残りを採集しています なんとも、ユニークな形状です 下の部分が土の中にある部位 上の部分が花を包んでいる部位となります 普段見るミョウガとは全く違います

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茎の部分がわかりますか

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奇麗な色合いです

刻んでみます

通常の花ミョウガと「みょうがの忘れ物」を刻んでみます

最初に花ミョウガを刻みます 花ミョウガは細い線状になります

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花ミョウガ

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半分に渡して刻みます

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水にさらします きれいな線状です

次にみょうがの忘れ物です

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刻みます

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小口切です

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水にさらします

花ミョウガとみょうがの忘れ物を比べてみます 花ミョウガは線になっていますがみょうがの忘れ物はすこし太めの仕上がりです

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左が忘れ物 右が花ミョウガ

味を見ます

味は同じ 全く問題なしです 香りはしっかりみょうがです

総評

少し硬い 素直な感想です

問題があるのは食感でした さすが茎 少し硬い感じが残ります 刻み方の工夫をすれば問題はありません 細目に断ってから切るのが良いと思います 価格と食材を無駄にしない精神で是非使いたい商品です 生産者のかたの努力に感謝します 料理人の方々是非使ってみてください 茗荷を大量につかう「かつおの叩き」などに最適です 「和食のわ」は推薦します こんな商品がもっと増えてゆくといいですね

そうそう、酢に漬け込むと食感が変化しておススメです・・・

それと、下記はみょうがの味噌漬け これは、おすすめです 大好評です 自家製で作ってみてもよいかも・・・

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