柊 ひいらぎ 日本料理での使い方を解説 クリスマスと節分に活躍します 

【クリスマスと節分】

クリスマスには松ぼっくりやベルなど沢山の飾りをツリーやリースに飾ります その飾りの仲間の一つにヒイラギがあります ヒイラギの葉には棘があります その棘はキリストのイバラをイメージしています そして日本の節分の時にも、ヒイラギが使われます 大豆、イワシの頭とともに鬼よけの材料として使われます やはりヒイラギの棘を鬼が嫌うのがその理由のようです

【日本料理とヒイラギ】

節分の2月、ヒイラギは前菜、焼き物などの皆敷として使われます 日本料理では、はさみで葉の棘の先を切って使用します これは、お客様が手や指に棘を刺さないようにする、思いやりです

 

【柊鰯】

焼いたイワシの頭を柊の枝に指して作る柊鰯 節分の日の縁起物です 焼嗅(やいかがし)などとも呼ばれます 柊鰯が飾られる理由、それは鬼避けです

 

“臭いもの”や“尖ったもの”には魔除けの効果があるとして、祭事などによく用いられる風習がありました 臭いものが鰯の頭、尖ったものが柊にあたります 鬼が家に入らないように、家の軒先に飾ります 日本料理では2月の献立には、掻敷として柊を使いますが、同時にイワシの料理が多いのもその理由です また、打豆の豆を大豆料理として表現したり、お多福豆を福の象徴として使用したりもします また大根などで升を作ったりもします

 

関連記事

アーカイブ

2015年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  
あなたならジュゲムがイイ
中級者以上向けブログJUGEM PLUS

このサイトについて

このサイトは、日本料理の研究と普及を目指しています 経験年数20年以上の和食職人に寄稿していただき、それらをわかりやすく編集をして公開をしています 原則すべて無料で公開となっています 

専門用語には解説をいれて、写真を多用して納得度がアップするように心がけています どうしても、伝え難い技術は動画も用意しています

調理方法は一つではありません このサイトの調理方法以外にもたくさんのやり方があります 関西や九州、北海道などの地域による違いもあります それらを理解をして、このサイトで学んだことを最初の地図として歩まれることを希望します

経験年数の少ない職人はもとより、日本料理を学びたい方すべてのお役に立てれば何よりです 

世界に誇れる日本料理のさらなる発展を願います

 

ページ上部へ戻る