柊 ひいらぎ 日本料理での使い方を解説 クリスマスと節分に活躍します
- 2015/4/14
- 掻敷 季節の草花
【クリスマスと節分】
クリスマスには松ぼっくりやベルなど沢山の飾りをツリーやリースに飾ります その飾りの仲間の一つにヒイラギがあります ヒイラギの葉には棘があります その棘はキリストのイバラをイメージしています そして日本の節分の時にも、ヒイラギが使われます 大豆、イワシの頭とともに鬼よけの材料として使われます やはりヒイラギの棘を鬼が嫌うのがその理由のようです
【日本料理とヒイラギ】
節分の2月、ヒイラギは前菜、焼き物などの皆敷として使われます 日本料理では、はさみで葉の棘の先を切って使用します これは、お客様が手や指に棘を刺さないようにする、思いやりです
【柊鰯】
焼いたイワシの頭を柊の枝に指して作る柊鰯 節分の日の縁起物です 焼嗅(やいかがし)などとも呼ばれます 柊鰯が飾られる理由、それは鬼避けです
“臭いもの”や“尖ったもの”には魔除けの効果があるとして、祭事などによく用いられる風習がありました 臭いものが鰯の頭、尖ったものが柊にあたります 鬼が家に入らないように、家の軒先に飾ります 日本料理では2月の献立には、掻敷として柊を使いますが、同時にイワシの料理が多いのもその理由です また、打豆の豆を大豆料理として表現したり、お多福豆を福の象徴として使用したりもします また大根などで升を作ったりもします
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