松原庵 そばを食う 鎌倉の紅葉と文人の町 由比ガ浜の古民家蕎麦屋

鎌倉は文人の町

沢山の作家たちが好んで住んだ古都です

海と山にぐるりと囲まれ、今でも城壁に囲まれたように独立した世界を作っています

由比ヶ浜から鎌倉の大仏に向う細い路地にその店はあります

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松原庵

潮風が届く古い民家を蕎麦屋に改築しています 今日は松原庵の話をします

店への行き方

江ノ電がおすすめです バスや徒歩もありますが、江ノ電は楽しい気分で鎌倉に連れっててくれます

江ノ電には藤沢から乗車します

江ノ島を見て、海を見て、富士山を見て、江ノ電の小旅行を楽しみます 

鎌倉高校前では外国人たちが漫画のスラムダンクの踏切で写真撮影をしています 有名な巡礼場所だそうです 

さて、松原庵の下車駅は由比ヶ浜です 駅からは海を目指します 由比ヶ浜は徒歩10分その途中に松原庵はあります 海までの案内看板があるのでその通りに進みます 

住宅街を5分 海岸に出るすぐ手前に松原庵の看板が見えます 左に曲がると白の暖簾が目印 麻の暖簾が風に揺れてます

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白のれん

木立の中、入り口はまるで知り合いの家に訪ねてきたように、古びた玄関で声をかけます 

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風情があります

出てきた店員さんに人数を言って上がります 歴史を感じる木の廊下を案内されます 途中小さ目な厨房の入り口の前を過ぎます 店の中はレトロな雰囲気 ジャズがデッキから流れ、ガラスの戸からは和の庭園が見えます その庭には笹の葉と大黒さんの石仏 

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落ち着いた店内

今流行の古民家カフェの原型ような異空間 

満席もしばしば 昼時や休日は待つ覚悟も必要です ともかく人気があります

十畳ほどの部屋のテーブル席に案内されました その畳の部屋には絨毯がひかれ、テーブル席が作られています  部屋の中は満席、年配の女性たちが鎌倉の紅葉の話題で盛り上がっています 店員さんに聞くと、紅葉の季節は特に込み合うそうです 

メニューとお茶が出されて一服 さて、何を食べようか

テラス席もあります テラス席は木立の下のウッドデッキ 6テーブルほど寒き日にはひざ掛けも貸し出されます

さて注文はお昼のコース「由比」ととぶっかけ蕎麦にしました

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お昼のコース「由比」

「由比」2900円 彩り七種盛り合わせ 天婦羅のセットです

その他のコースは3200円 4000円とあります

彩り七種は前菜の変形型でしょうか・・・ボリュームのある料理が7種類並んでいます 献立内容は

秋刀魚のオイル漬け

板蕎麦揚げ

揚げ茄子のバルサミコ

じゃが芋アンチョビソース

揚げも美味だし

鴨炊

豆腐の黒豆ソース

献立名は料理から判断した私の命名ですが、写真でおおよその見当をおつけください

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前菜風盛り合わせ

そのほかに「由比」につく料理は天ぷらとお蕎麦 お蕎麦はゴマの汁などが選べます 天ぷらはお野菜のみ レンコン ごぼう あまなが 安納芋などです

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お蕎麦と天ぷら

さて感想・・・

そばつゆはゴマダレですが、残念しゃぶしゃぶのゴマダレのような辛さ 私には辛すぎでした

七種盛り鴨はよく炊けていました 通常鴨は掃除をして表面に切込みを入れて焼きます 脂を落としてか味付けをします 仕上げの色加減が大切、余熱で火を通すのが肝心 今回の出来は良い おいしく頂けた それも厚切り

そのほかは簡単なイタリアン風 少し残念 じゃが芋に茄子、サンマ、板ソバなど単純かな 和食ではないし、評価のしようがないですね 天ぷらはかなりの薄衣、透明感があるので普通の小麦粉とは違うような、揚げ粉とか使用しているのでしょうか・・・具材は2500円なら小さ目な海老が入っていても良いかなと思いました それと私ならデザートは付けるかな・・・

も一品は「松原庵」のぶかっけ蕎麦

天かすや三つ葉、かつをなどを散らしたぶっかけ蕎麦

これはうまかった 冷だれは心地よい味 サバやかつをの臭みなし さらっとした味付けで私の好みでした 渋みがあるだしが多い中、さっぱり系は珍しい サバ節を使っていないのかな・・・すこし不思議

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ぶっかけ

さて、総評

ここは、雰囲気が良い 店員が良い 人気の秘密はここかなと思いました

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石畳

そば通の蕎麦というよりも現代風の蕎麦だと思います 少し価格は高めですが、古民家で過ごす時間はここだけの別世界 鎌倉の旅行には最高のひと時です デザートも黒豆の三つ豆やわらび餅など また、カフェもあります コーヒーが600円かな?これはテラスで飲みました カフェの店内は狭いです・・・

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おいしいコーヒー

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テラス

私の鎌倉の旅はこのあと、文学館に行って川端康成のご自宅を拝見して・・・由比ガ浜の夕日をみて終わります

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蕎麦に興味のある方には別記事のそばの特集もご覧ください

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